- Lyrics
- Album list
- Singer Intro
My Hair is Bad
-
観覧車
Lyricist:椎木知仁 Composer:椎木知仁
助手席の窓から一目覗いた 観覧車がきれいだった 今年最後の花火のようだった
「乗りたい」という君に頷く僕に 工事の看板の彼が 深く頭を下げていた
優しいだけが優しさじゃないとどこかで分かるのに それでも優しさばかり追っている
少し寒くなってきたね また長い冬がくるね
「きれいだったこの夜景も 朝が来れば違う顔だ 今の僕らと似ているように見えない? 観覧車は昇って あとは落ちてくだけだ」 とは言わずに抱き寄せてキスをした
カラオケで上辺だけを見せ合った こういう場は苦手で誤魔化していた 知らない曲にタンバリンが鳴っていた Find more lyrics at ※ Mojim.com
必要ないものにすら必要とされたかった僕は 必要のない相槌を打っていた
一人の部屋では針を突き刺して たまに傷口を開いてた 優しい悶絶 特別だったから 痛くないと分からなかった
この傷が見えないように もっと近づいてきてよ この傷が見えるのなら そこだけを舐めてみてよ
「本当はもう気付いてるよ あなたは傷も痛みも知らない 悲劇を気取って教えて欲しいのよ このゴンドラから観覧車は見えないじゃない」 窓に映る真逆の君が話す
僕らの花火が散って ふと振り返るともう 観覧車は真っ黒の鉄だった
-
|